薬剤師の方は日々の業務が多忙な中、常に進歩を続ける薬物治療の最新情報の収集や、医療に関する知識確認等のためにいろんな研修会に参加していると思います。地域の薬剤師会の定期研修会や、県単位での薬剤師研修会、あるいはメーカー主催の講演会等々。そんな中の1つに、既に参加している方も多数いらっしゃると思いますが、大学の薬学部が独自に開催している「薬学部卒後教育」があります。

主に開催日は日曜日で、一日あたりの受講時間は4~6時間程度、一ヶ月に1回の開催で年間3~5回位というのが標準的なパターンです。せっかくの日曜日くらいのんびり過ごしたいという人も多いと思いますが、講義内容は医学・薬学のテーマだけでなく、薬剤師が「人」として、「よき社会人」として、「地域社会でのかかりつけ薬剤師」として貢献していくためのエッセンスとなるに違いない内容もおりこまれています。

毎年参加していると、その時間帯だけ、自分も学生時代にタイムスリップした気分になり、いろんな懐かしい思い出が蘇ってきます。さらに、卒業後全く音信不通だった人と偶然会場で再会するという「プチ同窓会」も体験できます。

大学によって例外もあるかもしれませんが、多くの大学は他大学の卒業生であっても受講可能ですので、毎年いろんな大学の研修会を受講して、キャンパス巡りをするのも楽しいと思います。早速インターネットで「薬学部卒後教育」で検索してみてはいかがでしょうか。

当社でも毎年多数の薬剤師が受講しています。原則的に事前申請すれば、どこの大学の卒後教育も受講可能で、研修参加費用・交通費は全額会社負担となっています。

(I)