11月の某日、エンゼル薬局に中学生がやってきた。
患者さんとしてではなく、学校教育の一環“職場体験”である。

朝早く、地元中学校に通う中学2年生の男の子3人がやってきた。
早くから、どんな子供たちが来るのだろうと、ドキドキ、ワクワクしていた私達。
やってきたのは、かわいらしい男の子達。
私たちも緊張していたが、彼らもかなり緊張していたようだ。

まずは、朝の掃除から。きれいな薬局で患者さんをお迎えするために、きれいに磨いてね♪

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午前中は業務の合間に仕事内容の説明をしたり、日常業務で必要な物品をそろえる作業を手伝ってもらったりした。緊張しているのか笑顔が少ない。

午前の業務が終了し、ランチタイム。
お弁当をひろげた3人は何やら楽しそうに戯れている。
なに、なに?? 何がそんなにおもしろいの???
楽しそうにお弁当を食べる中学生を横目に、どうも気になる、おばさん心理・・・。

お弁当を食べて緊張もほぐれたのか、ようやく3人に笑顔が。
よかった。

そもそも、どうして薬局で職場体験を??
予定が決まった時から不思議だった。薬剤師に興味が?
よくよく聞くと、本当はスーパーなどの小売店に行きたかったんだって。
くじにはずれちゃったのね。素直じゃないか、中学生。
・・・そうだよね。・・・うむ、納得。

でも、せっかく薬局に来たのだから、薬局らしいことも体験してもらおう!
最初にリクエストしてあった。
 →「お母さんからいらないハンドクリームを借りて持ってきてね。」
それを使って、ワセリンと混ぜてもらう。
おっ、なんだか楽しそうにやってるぞ。どうやら楽しんでもらえたみたい♪
ちょっと不器用だけど、白衣の袖を軟膏でベタベタにしながら一生懸命軟膏を混ぜてくれた。軟膏容器につめかえて、お母さんにお土産。

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聞けば、学校に戻ってからレポートをまとめ、みんなの前でグループ毎に発表しあうと言う。
3人トリオ、うまくできたかな?

今回の体験を通して、彼らは何を感じ取ってくれただろうか?
少しは、この先の人生に生かされるような体験になったかな?

終わってみて、疲れたけれど、気分はすごくすがすがしかった。
無邪気な子供達とふれあい、私たちも普段とは一味違った1日を過ごせて楽しかった。
彼らが帰った後も、しばらくは話題が尽きなくて・・・。

ありがとう、3人トリオ。また遊びに来てね。

(T)