やっと涼しくなって、朝晩はむしろ寒いくらいになりました。そうなると風邪をひく人が急増します。
ついつい熱が高いと解熱剤、咳がひどいと鎮咳剤、下痢があれば止痢薬と症状に対処する薬を選択してしまいがちですが、風邪の時の諸症状はすべてウイルスや細菌と戦うための生理反応です。
咳や下痢で体外に排除しているわけですし、発熱は身体が戦っている証です。ですから、これらの症状はもちろんひどければ対症的な薬を使ってもいいのですが、度を過ぎればむしろ戦う力や排出する力を弱めて、症状が長引く原因になります。では、どうするかというと風邪の初期はとことん身体を温めることです。
免疫機構が働くためには至適温度というのがあるらしく、ある程度体温が高くないと適切にウイルスや細菌を排除できないそうです。この事実は低体温気味の人が風邪をひくと長引くことや、そもそも風邪をひきやすいことに繋がります。
【風邪をひいたら】
・十分に睡眠をとり、お風呂は汗を流す程度にし、長時間入らない
・ビタミンCを摂取する
・室温は25度くらいにする
・湿度も大事(乾燥はよくない)
※人にうつさないように気をつけましょう
(U)