「キュルンテレン、キュルンテレン。緊急地震速報です。強い揺れに注意してください。
キュルンテレン、キュルンテレン。緊急地震速報です。強い揺れに注意してください。」
テレビのこの声を合図に僕の町はぐちゃぐちゃになった。
こんなことがあったのが2年前・・・
私事ですが、薬局救命救急講習会に参加しながら、津波のことを思い出しました。
エンゼル薬局では、消防署の協力のもと社内研修として、救命救急の講習会を行っています。
今回で3回目。研修担当者の呼びかけで約20名が集まりました。
心肺蘇生のガイドラインが2010年に改訂され、以前のものに比べて意識確認が簡略化されました。
119とAEDの依頼をしたら、すぐに心臓マッサージに取り掛かります。
心臓マッサージを30回行ったら、人工呼吸を2回します。
小児の場合は片手、乳児の場合は指先で行います。
AEDが到着したら、一旦心臓マッサージを中断し、AEDをセットします。電極パッドは心臓を挟むよう、
右胸と左わき腹に貼り付けます。電気ショック後は速やかに心臓マッサージを再開します。
毛布での運搬も実習しました。毛布の上に負傷者を乗せ、端の余った部分を丸めます。
合図を出して持ち上げます。
震災の話を少しだけします。
震災で最も重要なことは、事前にどれだけ覚悟ができているかということです。
大きく揺れれば、津波が来ると認識すること。予め避難場所を確認すること。災害時に必要なものを
準備しておくこと。周りの人も一緒に逃がすと決めておくこと・・・などなど。
覚悟し、心と物を備え、事前の計画に沿って行動することが大切です。
実際に災害が起こってしまうと、誰しもあたふたします。
私は岩手県の沿岸で育ち、小さいころから津波の脅威を刷り込まれてきました。当時はよく分からず
話を聞いていた部分もありましたが、その教育のおかげで自然と覚悟ができていたのでしょう。
地震直後、困惑しながらも逃げようという判断ができました。
救命救急の場面も突然起こります。
今回の講習会で正しい心肺蘇生の方法を教わりました。そして、救命救急に参加するという覚悟も
できました。
目の前に倒れている人がいたら、今回実習したとおりに救命救急を実施したいと思います。
「心肺蘇生法」で検索すると、救命救急の手技を解説」している公的なサイトが見つかるかと思います。
是非、このページをご覧のみなさんも確認ください。私も忘れないよう、定期的な確認を行いたいと
思います。
あっ。講習会の後はみんなでステーキを食べました。美味かった(^o^)
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