薬学教育6年制課程がスタートしてから今年で7年目。去年は初めての6年制課程薬剤師国家試験が実施されました。薬学教育6年制に伴い、薬局及び病院での実務実習が約半年となり、当薬局でも約2か月半、学生の実務実習を受け入れています。
今年は男の子を迎えることとなり、業務を体験してもらいながら将来立派な薬剤師となるべく日々研鑽を積んでもらっています。
2か月半。長いようで短く、短いようで長い。学生も様々ですから毎年同じようにはいきません。その子に合った内容や目標を選びながら充実した2か月半となるよう奮闘しています。毎日が試行錯誤の繰り返しです。楽しくもあり、厳しくもあり、私も一緒に成長させてもらっています。
患者様にも協力していただきながら、学生にはどんどん患者様との会話に慣れてもらいます。当薬局にいらっしゃる患者様はご高齢の方が多く、どのような点に注意しながら接客をするか、薬局におけるホスピタリティーとは、など、学校ではなく、現場だからこそのテーマにぶつかってしっかり考えながら、いろいろなことを感じ取り自分のものにしていってほしいと願っています。
近い未来、ここで実習を経験した薬剤師さんに出会い、一緒に仕事をすることができる日を夢見て、これからの希望に満ち溢れる薬学生の成長を見守っていきたいと思っています。
(T)