先日、町主催の食農推進事業「米作り体験」が10月13日に無事終了しました。
今年の5月、素足で田んぼに入り田植えを行いました。
泥に足を取られながら苗を植えていくのですが、これは大変腰に負担のかかる作業です。
腰痛持ちがやったらいけない類の作業です。
食べ物が食卓に並ぶまでにこんなに大変な苦労があるんだよ、ということを子供に理解してもらうために参加したのですがとうの子供はぴんぴんしています。
そもそも5才児は苦労という言葉の意味さえわからないのです。
田んぼの半分までは参加者の手で植えて、残りは田植え機で行うのですが、人間が30分以上掛けて植えた面積を15分もかからずに終えてしまいました。
科学って素晴らしい。
9月になると徐々に穂先が太り頭を垂れ始める稲。
稲穂になるまでは全てプロに管理してもらうので私は何もしていないのですが、やはり自分が植えた苗と言うのはなんだか愛着があるもので、通り道でも無いのにあえて田んぼの側を通ってみたり、台風がくると聞けば倒れていないかなと心配したり、なんだか子供を見守る親のような心境です。
予定では鎌を片手に稲刈りをして10月に感謝祭を行うはずでしたが、今年は台風の当たり年ということで残念ながらコンバインでの刈入れとなってしまいました。
この収穫を祝って、感謝祭がおこなわれました。
感謝祭では、お米を電気釜とガス釜の2種類のお釜で炊いておにぎりをつくり味比べを行いました。
ふっくらツヤツヤのご飯、美味しかったです。
子供の為にと参加したイベントでしたが、自分も改めて食への感謝を思い出すいい機会となりました。
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