先日、地域の在宅医療・介護連携研究会に参加しました。
厚生労働省が進める地域包括ケアシステム構築に向けて地域で研修会が開かれているのは知っていたのですが、時間が合わず参加できていませんでした。
今回は、近くの医師より声をかけて頂き参加することができました。
他職種の方がどのように在宅に取り組んでいるのかと、薬局の薬剤師としてどのように係われるのか知りたくて参加しました。
研修会は、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、栄養士、医療ソーシャルワーカー、介護支援専門員、介護職員、行政職員など約150名参加でした。
各職種が在宅生活の支援でできることについて意見の交換を行いました。
1グループ10名ほどに分かれ、それぞれの職種でできることについて話されました。
在宅の現場で、薬の専門家である薬剤師が係わり管理することに関してはみなさん期待している様子でした。ただ、どのように薬剤師に在宅業務を取り組んでもらうのか想像できていない様子でした。
在宅への薬剤師参入を期待しているがどのように頼んでよいかわからないし、何をしてもらったらよいのかわからないのです。
実際、在宅での医療は薬剤師がいなくても進んでいます。ただ、薬剤師が係わることにより、患者さんへの負担や介護者の負担を減らすことが提案できるかもしれません。
今後は、地域で介護事業への取り組みに参加したり、システム作りをしたりしていく必要があると感じました。そのためには、行政への働きかけも必要であると感じました。
コンビニより数が多い薬局が地域医療の窓口として最適であり、そこにいる薬剤師はセルフメディケーションも含み地域包括ケアシステムには欠かせないと思いました。
まずはできることから取り組み、会社としてもノウハウの蓄積とマニュアル作成や人材を育成することが大事であると実感しました。
(N)