今年の夏、現実の世界を歩きながら架空のキャラクターを捕まえるというスマートフォンのゲームが大人気でした。
このゲームで使用するアイテムを入手する場所が名所旧跡・モニュメントなどに配置されていて、長年住んでいる地域でも、こんな所があったんだという発見があり、町を見つめ直すちょっとした機会にもなりました。
そんな時、ある一つの石碑が目にとまりました。
それは「桑名市制施行50周年記念」の石碑です。そこにはタイムカプセルが埋められているのですが、その中には私が小学生の時に書いた作文が入れられています。それは「未来の桑名市がどんな市になっていて欲しいか」というテーマだったように思います。
小学生の頃の私は大人しく目立たない生徒でしたが、作文だけは誉めてもらっていました。ただ、家族のことを包み隠さず正直に書いてしまい(内容は面白かったかもしれませんが)それを参観日に貼り出され、親に叱られた苦い思い出もあるのですが…。
そんな私の、未来の桑名市についての作文も、素直に思ったこと、想像したことを書いたのですが、タイムカプセルに入れる一つとして選ばれた時はとても驚きました。
随分前のことで遠い記憶だったのですが、その石碑を目にし、そんな小学生時代を思い出し懐かしくなりました。タイムカプセルには他に何が入れられているのか知りませんが、掘り出される日が楽しみです。
まだ20年以上先ではありますが、それまで元気に頑張りたいと決意を新たにしたのでした。
(はりま店 K)