日差しも強くなってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。気温も上がり暑くなってきました。飲み物を飲む量も増えてきたかと思います。
そんな時期、お母様方が気にされるのがお子様のおねしょ。また寝る前にそんなに飲んで・・・おねしょしたらどうするの!と言っている方もいらっしゃると思います。

もちろん寝る前に水分を控えるのは良いのですが、そもそもおねしょはどうして起こるのかご存知でしょうか?今回はそのおねしょについてご紹介したいと思います。

おねしょはどうして起こる?
まずどうしておねしょが起こるのか?ですが、夜間に尿が作られる→作られた尿が膀胱に蓄えられる量を上回る→尿が排出される→(朝)やってしまった!となります。

おねしょの主な原因は?
上記の流れからわかるように、
夜間に作られる尿量が多い

夜間に膀胱に貯めて置ける量が少ない(未発達)
というのが主な原因です。よく子供の性格の問題や育て方の問題と認識される方もいらっしゃると思いますが、誤った認識ですのでご注意を。 他の原因には心理的ストレス、膀胱や腎臓の器質的異常などがあります。

「夜尿症」って聞いたことがあるけど何が違うの?
「おねしょ」と「夜尿症」の違いは年齢です。一般的に幼児期には「おねしょ」と呼び、5~6歳ぐらいになると「夜尿症」と呼びます。「夜尿症」は治療の対象となります。

どのくらいの頻度であれば受診した方がいいの?
年齢別の目安ですが、
4歳以下:自然軽快で様子をみてもらってよろしいかと。
5~6歳:まずは生活習慣を改善し、それでも治らない場合は受診を薦めます。
それ以上:週のほとんどするようであれば受診した方がよいかと。

対処法は?どんな治療があるの?
基本は生活習慣の改善の見直しです。例えば、規則正しい生活、寝る前の水分は控える、寝ている時の寒さから守るなどが主な対策です。生活習慣を改善しても治らない場合は、薬物治療(飲み薬、貼り薬、点鼻の薬)やアラームを用いた療法があります。小さい子に飲み薬は抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんとした夜尿症に適応のある薬はいくつかありますのでご安心を。(ただ体質等で体に合わない場合もございますのでご注意を)また、治療にあたりお子様やご自身を責めないようにして下さい。精神的負担を掛けることで悪化することがあります。逆に夜尿をしなかった日は褒めてあげたりすると良いです。

いかがでしたでしょうか?想像と同じでしたでしょうか?こちらを見て心当たりがある親御さんは一度医療機関への受診をおススメします。

(多度駅前店 I)