皆さんはモロヘイヤという野菜を聞いたことや見かけたことはありますか?味や調理法が分からず、なかなか手を出せずに食べたことがないという方も多いと思います。
今回はこれから旬を迎える「モロヘイヤ」についてご紹介したいと思います。
あまり馴染みのない野菜かもしれませんが、実はモロヘイヤはとても栄養価の高い万能野菜なのです!他の野菜と比べると、ビタミンB群やビタミンC、β-カロテン、食物繊維、カルシウムなど、どの栄養素も多く含まれているのです!
例えば、「モロヘイヤ」と身近な食材である「ほうれん草」のビタミンB1量を比べると約1.6倍モロヘイヤの方が多く、ビタミンCだと約2倍も多いのです。また、体内でビタミンAに代わるβ-カロテンもとても多く含まれており、β-カロテンが多い人参よりもさらに
約1.5倍も多く含まれているのです。そして、カルシウムやビタミンEは他の野菜と比べると特に多く含まれているのです!
β-カロテンは抗酸化作用があり、さらにビタミンC、ビタミンEも多く含まれているため、アンチエイジングの効果も期待されています。また、カルシウムは成長期のお子さんにとって重要な栄養素であり、さらにはストレス緩和にも効果が期待されています。カルシウムは乳製品だけでなく野菜からも摂取することができるのです!そして、食物繊維も多く含まれているため、便秘改善にも効果的なのです。
では、どのように調理すればいいのか?と思う方も多いと思います。今回は一般的な調理法をご紹介したいと思います。まず1つ目は、湯がいてからお浸しに、2つ目は刻んで汁物に入れる、刻んで味付けをして食べるなどです。モロヘイヤは刻むとオクラのような粘り気が出るので、汁物に入れるときは少しとろみがつくことを覚えておきましょう!
こんなにも栄養素が豊富で様々な効果が期待されている「モロヘイヤ」について興味がでてくれていたら嬉しいです!
最後に余談ではありますが、モロヘイヤを自家栽培で食べる際は注意点があるのです。
モロヘイヤのサヤや種にはストロファンチジンと呼ばれる強心作用を持った毒が含まれています。また、収穫時期が遅れた葉や茎にも毒性が含まれている可能性があります。
絶対に食べないように注意してください。スーパーなどで売られているモロヘイヤは安全なので安心して調理できます。ぜひ1度食べてみてください!
最近では家庭で野菜を育てる方も増えてきており、色々な野菜を自家栽培して食べる機会が多くなってきているように感じます。スーパーなどで買うよりも自分で育てた野菜の方がおいしく感じたり、野菜について興味を持つ方も増えているように感じます。
正しい育て方、食べ方をして野菜を楽しんでください!
参照:https://macaro-ni.jp/30181・(athtrition.com)
旬の野菜百科 (foodslink.jp)・農林水産省 (maff.go.jp)
四日市南店 管理栄養士