若い頃は全然自分には関係ないと思っている生活習慣病も年を重ねるにつれ徐々に身近なものになっていきます。おや?私の腹部にもお肉が・・・

生活習慣病の中の一つに高血圧という疾患があります。高血圧とは字の如く、血圧が高い状態が持続してしまう疾患です。血圧が高くなることで、すぐに自分自身で異変を感じ取れるわけではありません。しかし血管に高い圧が持続的にかかるわけですから知らないうちに、どんどん体にはダメージが蓄積していきます。それにより血を送りだす心臓や血管が多い腎臓、脳に異常を引き起こしてしまう原因になってしまうのです。

最近アメリカでは久々に高血圧に対するガイドラインが改訂され、140/90mmHgから130/80mmHgに引き下げられました。因みにガイドラインという物は目指すべき指標ととらえて頂くとわかりやすいです。日本でもこの改定をうけガイドラインが変われば全く関係ないと思っていた私も高血圧になってしまう可能性があります。
(ちなみに日本では現在も、病態に応じ血圧のガイドラインが定められています。現在治療中の皆さまは目指すべき血圧を主治医と確認ください。)

高血圧にならないためには血圧を上げない様に生活する事が大切です。
・肥満の方は先ずは体重を落とす
・塩分を取りすぎない
・適度な運動を継続する

の上記3点だけでも注意し、具体的にどのように行動を変えるかまで落とし込み継続するだけで結果は変わってくるのではないでしょうか?
因みに私は減塩だけ少し意識しており、働きだしてから「ラーメンの汁は麺を食べてから蓮華3杯まで」「みそ汁は、具は食べるけど汁は無理に飲まない」を徹底しております。簡単な事ですがこれから生きていく中での塩分摂取量で考えるとkg単位で摂る塩分の量が変わるのではないかと思います。

「明日から始める」ではいつまでたっても生活習慣は変わりません。毎日10分散歩するでも、塩気のあるものを月曜日は控えるでも、毎日のご飯の米の量を今の8割に減らすでも・・・簡単な事で良いと思います。

血圧を上げないためにどうしたらいいか?それを考え行動する事が自信の健康につながり、ひいては医療費の抑制につながり日本の為になっていくのではないでしょうか?

是非記事を読んでいただき「じゃあ自分の生活習慣は具体的にどう変えればいいの?」と疑問に持たれた方は、医師は勿論の事、是非かかりつけの薬剤師にも聞いてみてください。薬剤師は薬以外の事もしっかり勉強しているのできっと何らかの具体案を出してくれると思います。

さあ、いつから生活習慣を変えますか?

 (星川店 T)