禁煙あれこれ
私は、一年に一度、最大10人ちょっとのこじんまりした集まりですが、中学・高校時代の友人達と顔をあわせる機会があります。
20代の頃(西暦2000年前後)は喫煙している割合が高く、会場がいつももくもくしていた覚えがあります。ですが、10年ぐらい前から年々喫煙者が減り、会場も禁煙になり、先日集まったときには遂に喫煙者は2人だけになっておりました。禁煙に至る動機は様々だったようですが、現代社会の縮図を見ているようでした。禁煙することによるメリットとしてよく挙げられることを以下に列挙します。
①若返り健康になった 「がん」「早死に」のリスクが減った
②ストレスが減った
③小遣いが増えた お金が貯まった
④タバコくさいと言われなくなった
⑤タバコ休憩の時間を削減できた
⑥食事が美味しくなった
⑦肩身の狭い思いから解放された
⑧周りからの評価が上がった
⑨ニコチン依存症から解放され意志が強くなり、すべてのことに自信が持てるようになった
⑩家族が喜ぶ
どれもよく言われていることですが、⑦の項目に面白い記事を見つけたので紹介します。
<抜粋>
こんな新たな受動喫煙防止愛策が、2018年4月1日より奈良県生駒市の市役所ではじまりました。
(中略)
「喫煙後も呼気に有害な物質が残り、喫煙前のレベルに戻るには45分が必要とされる」という研究結果に基づき、4月1日より「喫煙する職員の一定期間(45分間)のエレベーター使用禁止」ときめました。
生駒市庁舎は地下1階と地上4階建てです。4階の職員は喫煙後は喫煙所のある地下1階から4階まで歩いて昇らなければならなくなってしまいました。健康には良いのかも知れません。ただし、罰則は設けてないそうです。
出典:2018年3月30日 毎日新聞webサイト
https://mainichi.jp/articles/20180330/k00/00e/040/280000c
確かにショッピングセンターなどのエレベーターでタバコさっきまで吸ってましたみたいな人と一緒に乗り込んだときに、娘が臭いのサイン送ってきて対処できないことを思い出し、いい策だと感心しました。喫煙・禁煙は最終的には本人の意志に委ねられるので、無理強いはできません。ただ、こういった取り組みを公にすることで、喫煙者には周りの人に迷惑のかからない振る舞いを理解して頂ければよいなと切に願います。
日本禁煙学会のHP(http://www.jstc.or.jp/)で禁煙治療に保険を使える医療機関を検索することができます。禁煙治療に興味のある方は、是非、お近くの医療機関にお問い合わせ下さい。
大羽根店 薬局長