新型コロナウイルス感染症について(手洗いと自宅療養)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、テレビで様々な報道がされています。
ここでは、新型コロナウイルス感染症にならないために大切なことを2つだけお伝えします。
①手をこまめに洗いましょう
ウイルスが付いた手で目や鼻、口を触らないことが大切です。こまめに手を洗い、手を清潔にしておきましょう。
また、目や鼻、口をむやみに触らないようにしましょう。
手の洗い方については以下のurlを参考にしてください。
正しい手の洗い方(厚生労働省)
“https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf”
②熱があるときは会社を休んで、自宅療養してください
厚生労働省による「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」(2020/2/17公開)には次のように書かれています。※目安が変更される可能性がありますのでご注意ください。
■1.相談・受診の前に心がけていただきたいこと
■〇発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
■〇発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
初期段階で慌てて受診しても、一般的な風邪なのか、新型コロナウイルス感染症なのか区別してもらえません。早く診断できたとしても特別な治療薬はありません。
病院に行くことで、他の患者さんにウイルスをうつす可能性があります。逆に他の患者さんからウイルスをうつされる可能性もあります。
まずは自宅療養をしましょう。その際、毎日体温を記録してください。自宅療養は立派な対処法です。しっかり休んでください。
もしコロナウイルス感染症になっていたとしても、約8割の方は自然に症状がなくなるようです。
自宅療養に不安を感じた場合は電話でかかりつけの病院に相談しましょう。飛び込みで受診するのは避けてください。
自宅療養の期間は一般の方は4日、高齢の方・持病のある方・妊婦の方は2日です。
自宅療養の期間中37.5度以上の熱が続いた場合は帰国者・接触者相談センターに電話してください。そこで受診の指示がなされます。
ただし、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方は例外です。すぐに帰国者・接触者相談センターに電話してください。
自宅療養時の注意点については以下のurlを参考にしてください。
家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~ (厚生労働省)
基本的な対策は一般的な感染症と同じです。
怖がり過ぎてパニックになるのではなく、冷静に怖がって対応するのが良いかなと思います。
【参考資料】
厚生労働省、新型コロナウイルス感染症について
“https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html“
厚生労働省、事務連絡、新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安について
“https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596978.pdf‘’
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」の周知について
“https://www.mhlw.go.jp/content/000609467.pdf”
日本プライマリ・ケア連合学会、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き
“https://www.primary-care.or.jp/imp_news/pdf/20200311.pdf”
平野店 薬局長