緊急事態宣言が発表され、インスタント食品やレトルト食品などの買いだめが話題になっていますね。

手軽に食べられるため、多用する方も増え、食生活が乱れがちになる方も多いと思います。

インスタント食品やレトルト食品には塩分が多く含まれていることはよく知られていますが、自分が1日にどれ位の塩分を摂取しているかを気にしている方はあまり多くないと思います。

日本人の食事摂取基準では食塩相当量は成人女性で1日6.5g未満、成人男性で1日7.5g未満が目標とされているのはご存じでしょうか?

インスタント食品などでは、塩分は多いもので1食6g以上のものもあり、目標の量をすぐ超えてしまいます。このような食事を続けてしまうと塩分の過剰摂取で高血圧(生活習慣病)に繋がってしまい、健康に悪影響を及ぼします。

日本人は味噌や醤油、漬物などを日頃から摂取する機会が多いため、塩分は過剰になりやすいのです。そのため、インスタント食品などの多用はなるべく控えることや、余分な塩分を排出させるカリウムを多く含む果物(バナナやキウイなど)や、野菜(ほうれん草やきゅうりなど)を積極的に摂取すると良いです。

健康を維持するためにも、ぜひ一度、自分が1日にどれ位の量の塩分を摂っているのかを考え、食生活を見直してみましょう!

 

塩分の目安量をまとめたので、参考にしてください。

食品 塩分量
インスタントラーメン1食分(汁まで全部) 5.0g程度
レトルトカレー(1食分) 2.5g程度
味噌汁(一杯分) 1.5g程度
インスタント味噌汁(一杯分) 2.0g程度
漬物(四切れ程度) 1.5g程度
カップスープ(一杯分) 1.2g程度

 

四日市南店 管理栄養士