食中毒は年中発生していますが、気温が上がってきて、湿気が多くなってくる今からの季節は細菌が増殖しやすくなり、より注意が必要となります!
食中毒には大きく分けて4種類あります。
①微生物(細菌やウイルスなど)によるもの
②寄生虫によるもの
③自然毒によるもの
④化学物質によるもの
この中で今からの季節に特に注意したいのは①の細菌による食中毒です。
代表的な食中毒の原因細菌としては、サルモネラ属菌、カンピロバクター、ウエルシュ菌などがあります。
特徴や原因となるものを簡単に表にまとめました。
細菌名 | 特徴 | 原因食品、汚染源 | 予防法 |
サルモネラ属菌 | 熱に弱い | 鶏卵、食肉など | 十分な加熱調理 |
カンピロバクター | 熱に弱い
少量の菌でも発症する |
食肉(鶏、豚、牛)
など |
十分な加熱調理 |
ウエルシュ菌 | 熱に強い
真空状態で増殖できる |
加熱済み調理品など | 急速冷凍
|
食中毒予防の3原則は「つけない、増やさない、やっつける」です。
家庭でできる予防としては、
1.加熱するものと生食のものはしっかりと分ける、洗浄をしっかりとする
2.速やかに食べる、残さない、作り置きする場合は急速に低温にする
3.しっかりと火(熱)を通し、生焼けがないように
などがあります!
食中毒菌は見えないため、予防を徹底しましょう!
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
四日市南店 管理栄養士