アルコール性脂肪肝(肝細胞中に中性脂肪がたまる)
そして↓
アルコール性肝炎(肝細胞がこわれ炎症をおこす)
そして↓
アルコール性肝硬変(肝がこわれ繊維化)
◎アルコール性肝障害の場合、治療の方法は禁酒です!(禁酒を守らなければなかなか治りません)
●アルコールはどうして肝臓に障害を与えるのでしょうか?
アルコールは90%以上が肝臓だけで処理されるといわれています。体にアルコールを溜めておく場所はありません。肝臓は体内のアルコールがなくなるまで活動します。だから飲む程肝臓に負担がかかるのです。
●酒に強い方は肝臓は丈夫なのでしょうか?
酒に強いか弱いかは、アルコールの分解酵素の量で決まるといわれています。肝臓の丈夫さとはまったく関係ありません。酒で肝臓を悪くした方のほとんどが酒に強い方です。
●肝臓を壊さない酒の飲み方とは?
一日量として日本酒2合以内ならまず安全だといわれています。肝臓を休ませるため、週に2日は酒を抜く日をつくりましょう。また飲む時は蛋白質が豊富に入っているつまみにしましょう。
●肝臓の自己診断をしてみましょう!
下記に心あたりがありましたら、検査を受けましょう。
(1)酒を飲みすぎると首・肩・胸などに赤い斑点ができる
(2)手のひらが赤い
(3)最近酒量が落ちてきた
(4)食欲がなく、油濃い物を食べると気分が悪くなる
(5)肌全体が黒っぽくなってきた
(6)右の腹部のあたりが苦しい
(7)男なのに乳房が大きくなった
(8)10年以上毎日、平均3合は、酒を飲んでいる