ゴールデンウィークを利用して広島県の尾道方面へ出かけてきました。
その道中、大久野島という島に立ち寄りました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、瀬戸内海に浮かぶ周囲4キロほどの小さなこの島には、戦時中、旧日本陸軍の毒ガス工場がありました。過酷な製造過程で犠牲になった方も多いそうです。
当時は地図上から存在を消されていた島ですが、今では島全体が開発・整備された保養地として、キャンプやスポーツ、海水浴、釣りなどが楽しめる場になっています。
きれいな海では、ウミホタルを見られることもあるそうです。
さらに楽しみなのが、島内に約300羽生息している野生のウサギです。島中にそれぞれの縄張りを持ち、その住処によって食べる物も違うそうですが、人が近づくと一目散に寄ってきて餌を求めます。絵本のピーターラビットの様に2本足で立っておねだりするウサギもいて、もうとにかくかわいい!!のです。
しまなみ海道からは少し離れていて、交通手段は船だけになりますが、周りの景色を楽しみながら約12分。島にはとても静かでゆったりとした時間が流れています。
島の歴史に思いを致しながらも、のんびりとくつろいで過ごせる場所でした。
今年の夏休みには少し遠出をしてみようかと考えていらっしゃる方には、候補地の一つとしてお勧めしたいな、と思います。
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