先日、大阪へ行く機会がありました。
事件!?は地下鉄御堂筋線の女性専用車両(←ここ、重要!)で起こりました。
発車待ちの女性専用車両内、私の向かいの席に60歳代半ばのキラキラ着飾ったおばさまが座っていらっしゃいます。
発車直前になり慌てて乗り込んで来たショートカットで大柄な人が、空いていたおばさまの隣の席に「ほっ。やっと間に合ったわァ。」的状態で座りました。
発車して間もなく、ちらちらと隣の席に座っていたその人を見て、例のおばさまがなんと「あんた、ここは女性専用車両やから男の人は乗ったらあかんのよ~!」とその人に向かっておっしゃいました。
車両内の女性たち、一瞬フリーズ状態に・・・。
するとその人、こうおっしゃいました。
「あの~、私は女なんです・・・。背も高くて、髪も短いのでたまに間違われるんです。」
車両内の女性たち、再びフリーズ状態に・・・。
真正面でその光景を見ていた私はただただ、ヒヤヒヤ。
すると当のおばさまは、こう締めくくられました。
「そっかぁ~、あんた女やったんか。ごめんなあ、いらんこと言うてしもたわ~。
堪忍してなぁ。アッハッハ」
その女の人は本当にお気の毒でしたが、当のおばさまは圧巻でした!
純粋に間違いを正そうとしただけなので、なんの悪気もないのです。
度胸のある正義感を人並み以上にお持ちなだけなのです。
今の世の中、むしろ貴重な人物でしょう!
ただ、判断を誤りすぎましたが・・・
私に、この大阪の偉大なるおば様の度胸の十分の一でもあったら、人生変わっていただろうか・・・としみじみ思う今日この頃です。
(T)