日本では、1981年(30年前)に「スーパーマンⅡ」と同時上映された映画です。主演男優はスーパーマンと同じクリストファー・リーブ、共演した相手役はジェーン・シーモア。私はこの映画を見る前に子供の頃TVドラマでやっていたスーパーマン(画像はモノクロ)をかかさず見ていたので、スーパーマンⅡを是非見に行こうと友人を誘い出かけました。当時映画の2本立ては当たり前で、入れ替えはなく一日中映画を見ていても良かった時代でした。朝一で出かけ「ある日どこかで」から上映されたので、見ていたらこちらの方が名作だと思い一日に二度も見てしまいました。当時はまだDVDがない時代です。これのVHSを二本買い、片方は観賞用、片方は保存用に取っておきました。バイトで稼いだお金をつぎ込んだ記憶があります。

内容は、1972年脚本家を志すリチャード・コリアー(クリストファー・リーブ)の処女作上演後のパーティー会場に、老女が歩み寄り「私の所へ戻ってきて」と告げ懐中時計を手渡しその場を去った。老女はグランド・ホテルの自室に戻り、リチャードの書いた脚本を胸に抱いて、思い出の曲(パガニーニの主題による狂詩曲)を聴きながら静かに息を引き取った。8年後の1980年、脚本家となったリチャードはドライブに出て、その途中にあるグランド・ホテルに引き寄せられるかのように宿泊し、ホテル内の歴史資料室で、若く美しい女性の写真が掛かっているのを見つける。彼女は1912年にホテル内の劇場で公演をした女優である事を知る。リチャードは、彼女は当時の人気女優エリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)である事をつきとめ、8年前の老女であった事も確認する。また彼女の愛読書がリチャードの哲学教師の著書である「時の流れを超えて」である事に驚き、ここで「私の所へ戻ってきて」の意味を知る。リチャードは時間という壁にぶつかるが、それから取った行動とは・・・運命の人を求めて信じられない旅立ちがはじまる。(他の資料参照)

主演男優のクリストファー・リーブは2004年、自宅で突然心臓発作を起こし、この年52歳という若さで最期を迎えた。
この映画は当時話題作でもなく予算も少ない中で作成されたそうです。30年前の映画です!しかしバックで流れる音楽や景色はすばらしいものがあり、撮影の現場となったミシガン州マキナック島のグランド・ホテルで毎年S I T(Somewhere in Time)のコンベンションが開催されているそうです。私は死ぬまでにそこに行けたらと思います。

カルト的な部分もありこの映画を見て評価の低い方も多々あると思います。ニワトリが先か?タマゴが先か?と考える方もみえるでしょう。でも二度見てみると味わいのある映画ではないかと思います??
一度DVDをレンタルして鑑賞してみて下さい。

(S)