普段の生活で子供に接する機会がほとんどないので、その思いがけない行動に驚かされたり、戸惑ったりすることがあります。
少し前にもびっくりした出来事がありました。
衣料品売り場で、3歳くらいの男の子が妹と一緒に、洋服のかかったポールの隙間を走り回っていました。
ちょうど自分の背の高さの位置にある、ハンガーにかかった洋服をかき分けているので、周りのすべての洋服が踊っている状態です。
とても迷惑な状況でしたが、母親と祖母らしい二人は、時折何か言いたげに近寄る子供たちには目もくれず、服選びに夢中のようでした。
騒々しさに少しうんざりしながらも、“まぁ、子供にとっては、まるで洋服の迷路みたいで楽しいんだろうなぁ・・・”と思った瞬間、
「アーンパーンチッ!!」という声とともに、おしりにボスっと衝撃が。
振り向くと、その男の子が私を見上げていました。
あまりにふいをつかれたうえに、その満面の得意顔がとても可愛らしくて、軽く「こらっ!」と注意するつもりが、笑いをこらえるので精一杯。
まさかこんなところで「アンパンチ」をもらうとは!!
“あぁ、負けてしまった・・・” 落ち込みかけたところへ、2発目の「パーンチッ!!」。
・・・完敗でした。
(I)