7月の最初の土曜日、今年初めて蝉の声を耳にし、今年も来たか・・・とため息ひとつ。
私の住んでいるマンションでは、一階の部屋に庭がついていて、それぞれに立派な木一本と垣根に植木があります。
我が家の下の住人は、とてもマメな方で、大きなイチジクの木を植え、庭全体を畑にし、様々な野菜作りにいそしんでおられます。
栄養が行き届いているのか、心なしか他の庭よりも植木たちはぐんぐんと枝を伸ばし、この季節には二階のベランダからも手が届きそうなほどになります。
そして、そこには大量の蝉が・・・。
窓を閉めていても、テレビの音がかき消されるほどのすさまじい鳴き声に、毎年悩まされることになります。
それはとても蝉しぐれなどという風流な言葉で表現できるものではなく、これは公害だぁ!と思わず叫びたくなるほどです。
地上でわずか一週間の命、悪くは言いたくないけれど・・・。
ため息の止まらない夏が続きます。

(I)