煩わしい花粉シーズン、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は今年に入って花粉症と診断され、連日花粉に踊らされ目の痒みと鼻水と格闘する日々が続いています。
いまや日本人の4人に1人が花粉症といわれ、花粉症の7割がスギ花粉なのだそうです。
花粉症は花粉の飛散量に比例して症状が悪化することが知られています。
東海地方では、例年2月中旬頃から5月まで飛散のピークが続くそうですからまだまだ予断は許されません。
花粉症は毎年繰り返す慢性疾患です。
自分が花粉症だとわかっている場合は、症状が出る前に始める初期療法がオススメです。
早めに「第2世代抗ヒスタミン薬」「ケミカルメディエーター遊離抑制薬」「抗ロイコトリエン薬」などの薬を使うことで症状の発現を遅らせたり、重症化を防いだりする事ができます。
残念ながら既に症状が出てしまった方は、迷わず病院にかかりましょう。
症状の重さに合わせて内服薬、点鼻薬、目薬を組み合わせることで、副作用を最小限にし、つらい症状を改善する為に最適な治療を行うことが出来ます。
薬物による治療は対処療法なので毎年の服薬が必要になりますが、昨年根治が期待できる舌下免疫療法が保険適応となりました。アレルゲン(アレルギーを起こす物質)が入った薬剤を少しずつ舌下に投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげるというものです。
投与期間が最低でも3年となかなか根気のいる治療ですが、もしかしたら治るかもしれないとなると魅力的です。
近年薬の種類も増え、治療の方法も増えました。
自分の生活スタイル、治療目的に合わせて上手に治療を選んでいきましょう。
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