父の日に、九頭の馬の絵がついた扇子をプレゼントしました。
大体いつもはお酒を渡していたのですが、少し前父が扇子を失くしたと言っており、
母が「馬が九頭ついたので、上手くいくっていう意味の縁起のいい扇子だったんだよ。」と教えてくれました。
調べてみると『馬九行久』とは、「万事上手くいく」「何事も上手くいく」という意味を表します。
昔から九頭馬は、勝負運・金運・出世運・家庭運・愛情運・健康運・商売繁盛・豊漁豊作・受験合格と九つの運気を表すと言われ、縁起が良いとされているそうで、開運、招福の意味もあるそうです。
また、扇子に描かれた九頭の馬はみな左向きなのですが、「左馬」も縁起のいいもので、「右に出るものがない」ということから勝負運を上げ、ここ一番の勝負時に優れたパワーを発揮すると言われています。だから、絵馬の馬も左向きだそうです。
他にも、瓢箪(ひょうたん)が3つ揃えば「三拍(瓢)子」揃って縁起がよい、6つ揃った「六瓢箪」は「無病(六瓢)息災」の意味があります。
ふくろうは「福来郎」「不苦労」などの当て字があてられ、「福が来る」「苦労がない」などの意味があります。
日本には古来より縁起の良いとされるものがたくさんあります。“いいこと”があるように祈る気持ちと、祝う気持ちです。
私に必要な縁起物は鴛鴦(おしどり)でしょうか(笑)
(H)