京都にある梅小路蒸気機関車館が京都鉄道博物館に生まれ変わる為、今月30日で閉館するのでその記念展示を見に先日訪れました。

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日本随一の蒸気機関車(SL)を所有する梅小路。
その保有数は自力走行の可能な動態保存車が8両、自走不可な静態保存車が12両の合計20両。
1880年(明治13年)に製造された最古参から一番新しいもので1948年(昭和23年)製造のものまでの19形式。
そして、今はほとんど見る機会が無くなった転車台と扇形機関庫がありファンには人気の場所です。
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閉館にあたって動態保存されているSL列車であるスチーム号が増発されたり、普段は扇形機関庫にスッポリと収まっている機関車を少し前に出して展示する頭出しが行われいたので、閉館前の記念に行って来ました。

京都水族館も近く、もともと人気のある場所なので家族連れも多く、閉館前という事もあって以前訪れたときよりも人が多かったのですが、じーっくりと待って人の姿が見えなくなるときを待って撮影。

ずらりと並んだSLたちは壮観でどのSLも人気があって訪れた人はその姿を楽しんで見ているようでした。

天気は生憎の曇りでしたが、狙っていた写真が撮れたので満足でした。

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そして、久々に見る生で見る走るSL。

石炭を燃やして発生させた大量の蒸気の臭いと煙を上げ走る姿とドラフト音と言われる蒸気機関特有の音。
蒸気機関車特有の汽笛。
その黒い鉄の塊から感じられる筈の無い、生きもののようにも感じさせられる存在感。
その全てを生で感じ、今の電車にない魅力を肌で感じ楽しみました。
 
ちなみに、帰りはドライブがてら米原まで行って、とある施設に保管してある新幹線の試験車両を見て来ました。
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どこかしら今の新幹線車両のデザインに似てませんか?
それもそのはず、今の新幹線車両のデザインや高速走行の技術はこれらの車両によって培われたものなんです。
 
梅小路蒸気機関車館が空いてる期間はあとわずかですが、もし興味があったら是非立ち寄ってみて下さい。
もし、興味はあるが開館中には足を運べない方、来年2016年の春には新しく京都鉄道博物館がオープンしますので楽しみにしていて下さい。
ちなみに、機関庫の見学時に新しい施設の中を少し覗く事が出来ました。
昨年閉館した大阪交通科学館に展示してあった車両や、新たにトワイライトエクスプレスの車両等を加えて大きく生まれ変わり、SLから新幹線までの鉄道の魅力を感じられるものになると思うので個人的にも楽しみです。
 
しばらくは、旅行の時以外の鉄道を目的とした撮影はしてなかったのですが、自分の趣味の原点に戻った感じて楽しい日帰り鉄の旅でした。

とはいえ、移動は車だったんですけどね^^

(T)