春先に花粉で顔面グジュグジュになっていた皆さま。夏場は比較的落ち着いた季節を過ごせていた方が多いのではないでしょうか?そして秋が近づくにつれ、またグズグズし始める鼻…
一般的に花粉症と言えば早春~初夏にかけてのスギ、ヒノキを思い浮かべますが、今は一年中、何かしらの花粉が皆さんを悩ますようになっています。
今日は、花粉症について注意して頂きたい事をいくつかお伝えしたいと思います。
・早め早めが大事
大抵の方は、花粉症が悪化し鼻がズビズビになってから受診し、アレルギー用の薬を飲み始めますが、自分がどの花粉に反応するのか分かっていれば、その花粉が飛散しはじめる少し(1~2週間)前から服用を始める事でそのシーズンを比較的楽に過ごす事ができます。地域によっても多少違いますが、例えばスギ花粉の場合、2月中旬頃から飛散量が増え始める為、1月末頃からの服用開始がオススメです。
・続ける事が大事
日によって花粉の飛散量は違うので、当然症状の程度はその日ごとに差が出てきます。人間、症状が軽いと「今日は薬、飲まなくてもいいかー」となりがちなのですが、特殊な物を除き、花粉症の薬は極悪状態になってしまった鼻などの症状を一気に楽にしてくれる訳ではありません。炎症が悪化し一度症状が進行してしまうと鼻の粘膜などが正常な状態に戻るのに時間がかかってしまうのです。スポット的に薬を服用するのではなく、シーズン中はきちんと継続する事が大事です。
・付けない事が大事
花粉症の引き金になるのが、鼻や目の粘膜に花粉が付着する事です。鼻水や涙は、これを洗い流そうとして出始めるのですね。こまめに洗顔、うがい等を行うだけでも症状は違ってきます。本当は鼻うがい(鼻からぬるま湯などを通して口から流し出す)をするのがとても効果的なのですが、器具などを持っていないと難しいですので、勢いよく洗顔をして、鼻に入った水をかむのも良いですね。
注意したい点は「花粉症」もアレルギーの一種だという事。蕁麻疹などで使用するアレルギーの薬と同じ系統の薬を使用することが多いのでうっかりしていると、耳鼻科と皮膚科で同じ薬が出ていた、なんて事にもなりかねません。
必ず、かかりつけ医師、かかりつけ薬剤師に現在使っている薬の事を申し出る様にしてくださいね。
(Y)