エンゼル薬局も店舗数が増え、最近は小児科の処方箋を応需する機会が増えました。
新店舗はどちらも門前のクリニックの医師がアレルギー専門医であり、小児のアレルギー疾患に携わる様になりました。アレルギー疾患というのは、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなど多岐に渡ります。
喘息の治療薬の開発や各種治療ガイドラインの作成による適切な治療の実施で小児アレルギー疾患を持つ多くの子供達が救われます。しかし、そのためにはアレルギー疾患のことをよく知り、正しい治療方法を継続し、目的に向かってアドヒアランスを高めていかなければなりません。
そのために高度なアレルギーの専門知識と指導技術をもったコメディカルを養成し、多職種協働で治療を進めていくことが大切と考え、アレルギー専門コメディカルである「小児アレルギーエデュケーター」の認定が平成21年度から始まりました。対象者は看護師、薬剤師、管理栄養士の資格を有し、現在臨床現場で小児アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)の診療に小児科医とともに関わっている人です。
平成26年度までに292名のアレルギーエデュケーターが誕生し、それぞれの医療機関や薬局での患者教育に留まらず、各地のアレルギーイベントや保育、学校関係での啓発指導で活躍しています。
私は昨年から小児アレルギーエデュケーターの資格が取りたいと思っていました。原則、アレルギー専門医の元で2年半の経験がないといけません。専門医でない場合は指定された全国9か所の病院で80時間の研修が必要でした。私はあいち小児保健医療総合センターで80時間の研修を受け、無事終了致しました。
認定取得の過程ですが、現在、認定アレルギーエデュケーター講習会受講資格試験(筆記試験)が終了したところです。10月初旬に合否の結果がきます。(ドキドキ)
現在はアレルギーに関わった症例報告を40例あげる事に専念しています。取得出来たら小児のアレルギーに対して的確なアドバイスをしてアドヒアランスを上げていきたいと思っています。取得条件として、小児難治喘息・アレルギー疾患学会の会員になる事も条件です。
(豊明店 K)