徐々に暖かくなっていくこの季節、少しずつ過ごしやすくなってきたと感じている方も多いのではないでしょうか。体調管理についても「インフルエンザの季節も終わって一安心」なんて考えてしまいます。しかし油断大敵!春は意外と体調を崩しやすい季節なんです。スギやヒノキの花粉症は勿論ですが、感染症にも気を付ける必要があるのが春なんですよ。
今回は春の感染症についてご紹介します。
①春に気を付けたい感染症
<インフルエンザ> 流行は過ぎていますが、まだ感染は起こります。
症状:発熱、悪寒、頭痛、咽頭痛、咳、関節痛など
感染経路:飛沫感染(咳やくしゃみを吸い込む)、接触感染(鼻水などに触れる)
<風疹> 三日ばしかとも呼ばれ、小学生の感染が多いです。
症状:発熱、顔から全身に広がる発疹、リンパ節の腫れ
感染経路:飛沫感染(咳やくしゃみを吸い込む)、接触感染(鼻水などに触れる)
<麻疹> 乳児や幼児の感染が多いですが、大人への感染も増えています。
症状:発熱、鼻汁、目ヤニ、全身の発疹など
感染経路:飛沫感染(咳やくしゃみを吸い込む)、接触感染(鼻水などに触れる)、空気感染(空気中のウィルスを吸い込む)
<おたふく風邪> 小児に多いですが、大人が感染すると重症化しやすいです。
症状:耳の下や顎の下の腫れ、頭痛、発熱など
感染経路:飛沫感染(咳やくしゃみを吸い込む)、接触感染(鼻水などに触れる)
②なぜ春は体調を崩しやすいのか
・新生活や新学期が始まり、生活のリズムが変化する。
・人と交流する機会が増え、病原との接触が増える。
・日中の気温が上がるため、外出の機会が増える。
・気温の変化が大きく、夜は冷え込むこともある。
・風が強くなることが多く、ホコリや花粉を吸い込みやすい。
・感染症への意識が低下し、予防対策がおろそかになる。
③感染症を予防するには
・外出時はマスクを着用しましょう。
・帰宅時には手洗い、うがいをしましょう。
・室内では換気と加湿を積極的に行いましょう。
・休養と栄養、睡眠を十分にとりましょう。
・もし感染してしまった場合は、周囲の人に感染させない様気を付けましょう。
特定の感染症が大流行するといったことは少ないですが、生活環境や対人環境の変化から春は感染症にかかる可能性のある季節です。過ごしやすく心地のいい季節ですが、油断大敵!対策をしっかりと行って、新生活のスタートを切りましょう。
(名東店 N)