毎年3月になると自動車保険の更新が来るのですが、その時に年間走行距離を確認したら、この1年で1万6千キロ走っていました。通勤で車は使っていないので、この1年で高知やら伊豆やら福井やらあっちこっちちょこちょこ遠出をして走り回っていたので、気が付けばなかなか距離を重ねていたのだと感じました。


地元民は地元周辺の観光地に足を運ばないというのはよくあることで、確かにふと考えてみれば地元周辺の観光地ってあまり行ったことがないなぁと思い、先日春の足音を聞きに名張からほど近い奈良県の月ヶ瀬梅林に行って来ました。

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 テレビでは各地で梅の花が満開と聞いたので咲いているかと思いきや、まだ少し早く、一部の木々では咲いているものの、まだまだ蕾の硬い木も多く満足満開な景色ではありませんでした。が、咲いている花からの爽やかな香りはとても優しく、春の柔らかさを感じられ良かったです。
一目千本といえば吉野の桜が有名ですが、月ヶ瀬の梅は一目万本とも言われ、満開になれば赤や白の花いっぱいの艶やかな景色をもっと良い香りで楽しめたかなと思うとちょっと残念でした。後で知ったのですが、月ヶ瀬は山間にある為、他の地域より半月ほど開花が遅く3月の中旬から下旬が見頃になるそうです。行ったのは3月上旬だったのでちょっと早かったみたいです。品種改良なども行われていたようで、梅の種類もたくさんあり、様々な品種が栽培されており、同じ梅でも枝ぶりや花の形、色も様々ありました。

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ちなみに、月ヶ瀬梅林の歴史は600年ほど前からあり、明治の初期までは京で使用される花染め用の(うばい)の原料として用いられ、最盛期には10万本の梅の木が栽培されていたとか。そりゃ10万本もあれば一目万本も難しくはないですよね。梅は食べるもので、染め物に使われる事を知らなかったので驚きでした。

途中で名張店の事務員さんに教えてもらったオススメの草餅を頂き、のんびり歩きながら梅花の景色を楽しんできました。ちなみに、途中のお店には、烏梅が置いてあり月ヶ瀬の歴史を伝えていました。タイミングが少し悪かったですがなかなか良いところがだったので、たまには近場をウロウロするのも良いものだと感じました。行きたいところは近所遠方問わずまだまだいろいろあるので、休日の時間の使い方に悩まされそうです。

(名張店 T)