叡電・京阪出町柳駅前、長徳寺すぐ近くにある常林寺。萩の花で有名なお寺です。
秋の特別拝観期間中で、本堂も拝観してきました。

 

 

本堂には阿弥陀三尊像のほか、聖観音菩薩像(しょうかんのんぼさつぞう)、菊桐紋入りの衣に高下駄姿の帯刀僧形像(たいとうそうぎょうぞう)などが安置されている他、幕末から明治にかけて活躍した日本画家・岸竹堂(きしちくどう)が描いた金色に輝く「釈迦三尊」の壁画もありました。

本堂の天井にはご住職の叔母で日本画家の野村はるみさんによる77枚の四季折々の花が鮮やかな色彩で描かれています。

また、戊辰戦争時に幕府側代表として西郷隆盛と会談し「江戸城無血開城」を成し遂げた勝海舟の常宿としても知られています。

時には坂本龍馬や中岡慎太郎も随行していたとか。10畳ほどの部屋で板間は当時のままという事でした。タイムスリップしたような静かな空間で、感慨深かったです。
尚、内部の撮影はNGでした。

庭の萩の花は、少し盛りを過ぎた感じではありましたが、初秋の夕日に照らされて美しく揺れていました。花の時期が終わると、来年の為にほぼ根元まで切り戻すそうです。

 

 

 

 

 

お花の後は団子ということで、下鴨神社の北、静かな住宅街の一角にある「茶寮 宝泉」へ。

 

趣きのある門をくぐって中に入り、お座敷へ案内されると、素晴らしい日本庭園にため息です。

 

「茶寮 宝泉」人気メニューの一つ「わらび餅」1300円。わらび粉100%で、作り置きができない為、15分ほどかかるそう。
何と、賞味期限も15分で、それ以上置くと水っぽくなるとか。ワクワク…

 

 

プルプルで歯応えがあり、今まで食べていたわらび餅は何だったのかと思わせる食感。
最初はそのままで、その後は相性抜群の黒蜜をかけて…
一つ一つを噛みしめるように頂きました。わらび餅…最高。

いつ訪れても、満足させてくれる京都はとても魅力的です。タイムリミット(娘の卒業)まであと一年半を切りました。また、通いますよ〜( ´θ`)ノ

 

                                    かみえび店  N