皆さんは冷房病(クーラー病)というものがあることをご存知でしょうか?
暑い日が続く今の季節には冷房が必須となっていますね。
熱中症対策としても冷房を活用することが勧められていますが、それに伴って起こりうる冷房病というものがあるのです。
・冷房病とは?
「病」とついていますが、病気ではなく、体の冷え、だるさ、頭痛、食欲不振、むくみ、
下痢など、冷房によって体が冷えることが原因で起こる様々な健康障害の俗称です。
・原因
冷房で冷えている室内と暑い屋外を出入りすることや、冷房の効いた部屋に長時間いることで、体温調節を担っている自律神経が温度変化に対応しきれず、正常に機能しなくなってしまい、体に不調が出てしまうのです。
・予防や対処法
まずは普段いる場所を冷やしすぎないこと、また、血行を良くするために簡単な運動やお風呂に入ることも効果的です。そしてしっかりと食事をとることも重要です。
食欲が出ずなかなか食べられない方もいると思いますが、食事を抜いてしまうと体温が上がらず、かえって体の不調が助長されてしまいます。体を冷やさないように心がけることが重要です。基本的に地面より下にできる食材や冬が旬の食材は体を温める食材と言われており、逆に地面より上にできる食材や夏が旬の食材は体を冷やす食材と言われています。なので、今が旬の夏野菜で栄養を摂ることも重要ですが、冷たいものばかりではなく、体を温める食材とされる根菜類や生姜、香辛料を食事に取り入れていくとよいでしょう。
―体を温める食材例― -体を冷やす食材例―
〈根菜類など〉 〈夏野菜など〉
・にんじん ・トマト
・かぼちゃ ・きゅうり
・ごぼう ・なす
・さつまいも ・キャベツ
・れんこん ・おくら
・生姜 ・もやし
など など
四日市南店 管理栄養士