食べ過ぎてもいけませんが、食べなさ過ぎることもまた危険です。体には1日に必要最低限のエネルギーがあります。このエネルギーとプラスαで活動して使われるエネルギー分を摂ることが理想的です。そうすることで適正体重を維持することが出来ます。ダイエットと聞くとまず体重を減らすこと、食事量などを減らすことが重要ですよね?
しかし、極端に一気に体重を減らしすぎる事は体には良くないのです。
少しづつ体に負担がかからない程度に中長期的に痩せることをお勧めします。1か月に現在の体重の5%以内を落とすことが体に負担がかからず、リバウンドを防げるとされています。 例えば60㎏の人であれば1か月に3㎏程度落としていくとよいということです。
せっかく頑張って痩せたのにまた元に戻ってしまうと悲しいですよね?理想の体重を維持するためには無理なダイエットは避け、健康的に痩せましょう!
また、体重ばかりを重視するのではなく、体脂肪に着目してダイエットをすると健康によいとされています。体重を1㎏減らすことは体脂肪を約1㎏減らすことと同じとされます。
そして体脂肪1㎏減らすためには約7000kcalのエネルギーを減らす必要があります。

やせ 標準 やや肥満 肥満
男性 10%未満 10%以上20%未満 20%以上25%未満 25%以上
女性 20%未満 20%以上30%未満 30%以上35%未満 35%以上

1か月(30日)で1㎏体脂肪を減らすためには1日に約240kcal程度減らさなければいけないということです。体脂肪率の目安としては以下のようになります。
健康的に痩せるためには自分に合った量を摂ることが大事です。まずは自分の適正体重を知りましょう!それから目標の体重を決め、期間を決めることで1か月または1日にどのくらい減らさなければいけないのかが明確になります。また、筋肉をつけ基礎代謝を上げることによって消費するカロリーが増え、リバウンドもしにくくなります。
余談ですが、どうしても食べてしまうという方には目に見えるところに食べ物を置かない、必要最低限の食材しか家に置かないなど少しずつで良いので工夫をしていき、つい食べてしまうことを減らしていきましょう!
短期間での結果を求めず、中長期的に取り組んで健康的に痩せましょう!

参照:栄養・食生活 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
カロリーとは|健康のつくりかた|タニタ (tanita.co.jp)

四日市南店 管理栄養士